
プロ野球のキャンプも終盤にさしかかり、いよいよシーズン開幕に近づいてきました。各チームの監督たちも新戦力の見極めで忙しくなりそうですね。
最近、プロ野球の監督はかなり若返り40代の方が多くいます。巨人の高橋監督なんかはボクと高校の同級生です。しゃべったことはないですが・・・クラス対抗のソフトボール大会で高橋監督にホームランを打たれたのはよく覚えています。
そんな思い出話はさておき、今回は名監督と呼ばれるのは一体どのような監督なのかを考えてみました。
確かによく言われるのが、「○回日本一になったとか、〇〇勝あげて勝率もよいので監督の腕がいい」ということです。はたして勝つだけで名監督と呼ばれるのでしょうか?
また、現役時代のポジションによっても采配が大きく違ってきますのでまずはポジションごとに見ていこうと思います。
ポジション別に比較してみた!
●日本一の回数
- 捕手:13回
- 二遊間:9回
- 投手:7回
- 外野:6回
- 三塁:5回
- 一塁:3回 (1974~2016)
上記のようになりキャッチャーが32%を占めています。
●ポジション別の1人あたりの勝利数
- 一塁:1004勝/人
- 三塁:982勝/人
- 二遊間:896勝/人
- 投手:646勝/人
- 外野:563勝/人
- 捕手:482勝/人 引用元:ZUNNY
となり、驚くべき結果となった。日本一の回数とほぼ逆になるのです!
よく言われるのが野村監督や森監督に代表されるように名監督はキャッチャーから生まれる。ということですが勝利数のデータによると最下位になってしまします。
なので、データはあくまで参考にということになりますね。
ちなみに、監督の采配は現役の時のポジションの性格がよくでます。
野手出身は攻撃面、投手出身は守備面、捕手は両方を重視して作戦を考えることが多いです。
では、どのような監督が名監督なのでしょうか?
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名監督と呼ばれる条件

1980年以降の監督で名監督と呼ばれる人達は
- 野村克也:南海、ヤクルト、阪神、楽天
- 広岡達郎:ヤクルト、西武
- 仰木彬:近鉄
- 古葉竹識:広島
- 落合博満:中日
これらの人達が共通するのは弱小チームを率いてそのチームの黄金時代を築いているのです。
監督になった時そのチーム自体が強かったら誰が監督になってもあまり変わりません。
例えば、1998年の横浜ベイスターズなどが良い例です。大魔神:佐々木選手を筆頭にマシンガン打線があれば向かうとこに敵なしみたいな感じです。
また、今の現役監督が3人もいる西武の黄金時代。秋山選手・清原選手・デストラーデ選手の40発攻撃陣に加え、工藤監督や渡辺選手らをようした投手陣。巨人のV9時代に匹敵するほどの強さをもってました。
このようなチームで勝ってもふつうの監督としか思われません。
名監督と呼ばれるためには、
「弱いチームで選手を育てそしてチームの黄金期を作る」
という事を成し遂げなければなりません。
これが、名監督か普通の監督かの大きな違いでしょう。
まとめ
ボクの中の名監督はやはり野村監督です。選手時代の記録も輝かしい記録ばかりですが、実は入団1年目で首になっています。
その時、球団に練習生でもいいからと頼み込んでなんとかもう一度入団させてもらいました。そこから、とてつもない努力ではい上がってきたのです。
しかも、体もあまり大きくありません。そこでどうやったら一流に慣れるのだろうと考えたのがID野球のもとになる頭を使った野球でした。その経験が監督に生きたのだと思います。
弱いチームが強いチームに勝つというのは通常より感動を与える事が多いので、去年リーグ優勝した広島みたいなチームが今年も出てきてくれることを期待しています!